品質重視が大切

そもそも繊細な体を持つ猫なわけですから、体が弱かったり病気を患っていたりするともなれば、一層食には気をつけなければなりません。それこそ、前述に挙げたような栄養面への工夫を盛り込んでもなお、物足りない場合すら考えられます。栄養面に加えて、品質面にもこだわるべきです。

たとえば、添加物の入っていないオーガニックフードを選ぶ方法です。添加物もまた、猫のことを考えて配合されたものですが、体が弱い場合は、それが原因でアレルギーや腹痛を起こしてしまうこともあります。そうしたケースは決して少なくないので、オーガニックフードもまた通常のペットフードと並び充実しています。猫に合ったものを探して選んでみてがいかがでしょう。

また、高たんぱくのペットフードが合わない猫もいます。お腹がゆるくなったり、そもそも好んで食べなかったりする場合などです。とはいえ、だからといってたんぱく質を避けるわけにもいきません。与え方を工夫するべきです。たとえば、食いつきが比較的良くなるウェットフードに変えてみたり、低たんぱく質のペットフードに生肉をトッピングして与えたりするといった方法です。

オーガニックやウェットフード、生肉といった素材は、いずれも一般的なドライフードよりもコストが高くなりがちです。ですが、やはり本当に猫のことを想うなら、多少のコストを度外視してでも健康に気を遣ってあげたいといったところでしょう。こうした工夫も覚えて、効率的に猫の健康維持をサポートしてあげてみてはいかがでしょう。

たんぱく質の割合

猫にとって特に重要となる栄養素、それはたんぱく質です。もともと野生で生活していたときも肉食動物として基本肉だけを食べて生きていたため、むしろたんぱく質以外必要ないといっても過言ではないほどです。とはいえ、だからといって100%肉のペットフードを毎日与えるというのも簡単ではありません。餌代がかさんでしまい、飼育を続けることが負担ともなりかねません。そのため、たんぱく質以外の添加物が入っており、なおかつ基準となるたんぱく質割合を満たすペットフードが理想的といえます。では、どれぐらいの割合が基準となっているのでしょうか。

公式機関のによる猫が摂るべきたんぱく質量は、26%以上といわれています。また近年に至っては、かつて野生で肉食動物として生きていたことを踏まえると、それ以上ものたんぱく質が重要とさえもいわれはじめているそうです。とにかく、全体の食事量から考えてたんぱく質の割合は、高いに越したことがないのです。

加えて意識すべきなのが、炭水化物の低さです。高たんぱく低炭水化物を合い言葉に餌選びをすることで、理想のキャットフードが見つけやすくなります。理由は、猫が消化の苦手な動物であるためです。そもそも肉食であり、食物繊維を消化する必要がほとんどなかった猫の消化器官は、あまり発達していないのです。そのため炭水化物が多いと、腹痛や便秘の原因となってしまいます。高たんぱく低炭水化物フードに、こだわってあげてください。

猫想いのペットフード

一家に子供を授かったら、心から大事に想い、愛情を注ぐことでしょう。楽しい思い出作りや成長のサポート、健康的な食事など、親が気を遣うべきことは数しれません。そして、わが子といかなくても、愛猫もまた、心から想うべき家族の一員に変わりありません。一緒に楽しい時間を過ごして欲しい、いつまでも健康でいて欲しい、ほとんどの人がそう思うはずです。赤ちゃんや子供同様に、愛情を傾けてあげるべきです。

飼い猫の健康を考える上で、大事となるのがやはりペットフードです。家庭で飼育される猫は、基本的に狩りをしません。そのため、飼い主が責任をもって食事管理してあげなくてはなりません。ですが、そうと分かっていても簡単にいかないのが猫の食事管理です。犬以上に素材や栄養への気配りが必要であり、また体調を崩しやすいという特徴も伴います。命を預かっていることへの責任を見失わず、正しい知識を備えた上で飼いはじめましょう。

今回特集したのは、まさに猫を飼いはじめる上で大事となる栄養管理の知識です。猫と人とでは、食事内容や栄養への意識がもちろん違ってきます。猫に合った考え方というものをしっかり学んでいってください。基本的に意思疎通の術を持たない猫ですが、適切な栄養、食事が管理できれば、表情や運動を通して生き生きとしていることが伝わってきます。限られた命を、少しでも楽しくのびのびと過ごしてもらえるよう、こだわってみてはいかがでしょう。